糖尿病と歯周病の関係について


 

 糖尿病は身体全体に様々な影響を及ぼします。
 その中で、お口と関係することに歯周病が重症化しやすいということがあります。
 また、その反対に歯周病の人は糖尿病にもなりやすく、

 糖尿病の治療にも影響を及ぼすといわれています。

 

 増えている糖尿病患者

 残念ながら糖尿病患者の数は急増しています。
 1985年には糖尿病患者は全世界でわずか3,000万人でしたが、

 世界保健機構(WHO)によれば、10年後には1億3,500万人まで増大しました。
 現在では1億7,700万人を超え、

 しかもその3分の1から半数の人は診断を受けていません。

 

 糖尿病予備軍の増大も懸念されています。
 糖尿病予備軍とは、血糖値が通常よりは高いが、
 まだ糖尿病と診断されるまでに至っていない状態のことです。
 全世界で3億5,000万人以上の人が糖尿病予備軍だと考えられています。

 

 最近の調査によれば、糖尿病予備軍状態のときに身体への長期障害、
 特に心臓および循環器系への障害がすでに発生していることがあります。

 

 徳島県は全国屈指の糖尿病患者のいる県です。
 歯科医院から糖尿病を防ぐためにできることは、

 メインテナンスで歯周病になることを防ぎ、
 そして糖尿病になりにくくすることです。

 

 糖尿病がお口の健康に及ぼす影響

1・適切な糖尿病治療を受けていない人は血糖値の調整不良を起こす
2・長期的に続くと 身体の主要な感染防止メカニズムである白血球に障害がでる
3・白血球が正常に機能しなくなると あらゆる細菌が血流に侵入し感染を引き起こす
  つまり お口の中では歯周病菌が繁殖し歯周病にかかりやすくなる
4・特に血糖値を管理していない糖尿病の方は さらに重症化しやすい

 

*ただし、糖尿病だから歯周病になってしまうとは思わないでください。
 確かに、歯周病やその他の感染症になりやすいというのは事実ですが
 しっかりと血糖値をコントロールされ、そしてお口のケアをしっかりと行なえば
 歯周病になる確率は、糖尿病でない方と同じくらいまで落とし込むことができます。
 
 糖尿病と歯周病の間には双方向の関係があります。
 糖尿病は歯周病を悪化させます。
 また歯周病は糖尿病の治療をより困難にします。
 
 歯周病は歯を失う病気です。
 歯のありがたさは、歯を失ったり、痛みを伴った時に初めてわかるものです。
 しかし、実りある生活のためには とても大切なもの…
 日々のお口のお手入れを大切にしてください。

 

 お口のお手入れをする際の注意点

・1日少なくとも2回 歯みがきををしましょう
・毎日フロッシングしましょう
・手用でしっかりと磨ける方は 

 超音波歯ブラシなどを用いると歯みがきの効果はさらに得られます
・喫煙者の方はたばこを止めましょう
 糖尿病で喫煙を続けると それだけ歯周病になる危険性が高まります
・最低6ヶ月毎に歯科医の定期診断を受けましょう
・歯ぐきに痛みを感じたり ドライマウス(口腔乾燥症)になったり
 歯ぐきの一部が白くなっていたり 口の中で嫌な味がすることに気づいたら
 歯周病になっている危険が高いです!歯医者さんに行ってみましょう!
・正常な血糖値を維持するのは 身体全体の健康だけでなく 
 お口の健康のためにも重要です!

 

 


 糖尿病患者に歯周病が多発する病因

 ・高血糖や虚血による好中球機能不全

 ・歯根膜繊維が細胞の機能異常

 ・AGEによるマクロファージや破骨細胞の活性化

 ・肥満に伴う悪玉アディポサイトカインの上昇

 ・自律神経障害などによる局所の血流低下や唾液の減少

 

 

 糖尿病と歯周病の関係に関する科学的根拠

 ・糖尿病の人は歯周病の罹患率が高い

 ・糖尿病の人は歯周病が重症化しやすい

 ・糖尿病の罹患期間が長い人ほど歯周病が多い

 ・血糖状態の不良の人は歯周病が重症化しやすい

 ・歯周病が重症化している人ほど血糖状態が不良

 ・歯周病の人は糖尿病の予備軍の人が多い

 ・糖尿病の人が歯周病を治療すると血糖状態が改善する

 

 

 

はぐくみの森 歯科クリニック

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